全ての従業員の運転前後のアルコールチェック実施や結果データの記録は、思っていた以上に時間と手間がかかるものです。
ここでは、チェック項目の自動記録に対応しているアルコールチェックサービスを5つ紹介します。白ナンバー事業者の代表者や安全運転管理者の方は、ぜひ導入の参考にしてみてください。
専用アプリをインストールすれば、外出先でもアルコールチェックを行えるサービスです。アルコールチェックのデータはクラウドへ送信できるので、リアルタイムな記録が可能。義務化に伴い、記録したデータは1年間保存されます。
通知タスクを設定すれば運転者のチェック漏れを防げるほか、社員台帳を連携できるAdvanceプランでは免許の更新期限の管理も行えます。その他、スケジュール管理や出退勤管理などの業務管理も可能。車両に関わるさまざまな業務を一元化できるのが魅力です。
※価格は全て税抜。PCやタブレットの費用は自己負担。
D-Driveは、テレマティクスサービスを中心にIoT関連製品を開発・販売する「株式会社ユビテック」が実施している安全運転支援サービスです。
アルコール検知器で確認した酒気帯び確認結果を運転者のスマートフォンアプリで記録し集約できるようになっており、管理者は承認フローを通してチェックできます。アルコールチェック時には顔写真が自動撮影されるようになっているので、なりすまし防止が可能。撮影された写真は計測情報と一緒にクラウドへ自動記録されます。
※酒気帯び確認記録、運行管理機能のみの価格。上記以外の機能追加は別途オプション料金が発生します。
家電や生活用品をはじめ、セキュリティ製品の企画、製造、販売を行うアイリスオーヤマが法人向けに実施しているアルコールチェッククラウド管理サービスです。運転者用アプリは直感的な操作で使いやすい設計で、アプリの指示に従うだけで検査可能。アルコールチェックと同時に顔写真が撮影され、記録として管理者に送信されます。記録されたデータの保存期間は3年間と義務化対応済みです。
手持ちの検査機器がある事業所向けの専用プランもあり、アルコール検知器を買い換えることなく導入できます。
※価格は全て税抜。
手持ちのアルコール検知器の結果をスマートフォンにかざすだけで、自動で読み取って記録するタイプのスリーゼロ。記録されたデータはクラウド上に保存されるので、直行直帰や出張時など遠隔地でのアルコールチェックにも対応できます。
100機種以上の検知器に対応しているので、導入時にアルコール検知器を買い替える必要がほぼありません。すでにアルコールチェックを実施している事業所も低コストではじめられるでしょう。
※価格は全て税込。ライトプランは1カ月あたり5日間まで利用可能。
シンプルプラン…アルコールチェック測定記録のみ
スタンダードプラン…アルコールチェック測定記録+検査漏れ簡単チェック(車両予約機能)
プレミアムプラン…アルコールチェック測定記録+検査漏れ簡単チェック(車両予約機能)+アルコールチェック連動運転日誌
オフィス向けのOA機器や通信機器の販売を行う国際事務機株式会社が販売するアルコールチェック記録管理パックは、事業所や働き方に合わせた運用方法を選択できるのが特徴。
トラックや配送車両など、事業所を発着する現場では事務所のパソコンにアルコール検査器を接続、直行・直帰が多い営業車両などの場合は簡易タイプの検査器を社員に配布しスマートフォンから結果を送信するなど、運用方法を選択できるようになっています。パソコン接続とスマートフォン接続の組み合わせ運用も可能です。