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アルコール検知器の性能は決められている?

アルコールチェックの性能はどの機器も同じなのか?をはじめ、選定する上で押さえたい基礎知識があります。最低限の性能や仕組み、センサーの違いなどは押さえておきましょう。使い勝手が悪く使わなくなった結果、事故を起こしてしまったら元も子もありません。

警告音や数値などで示す機能があればOK

アルコールチェッカーを選定する際、最低限の性能を把握しておくことは重要です。求められる性能は基本的に「呼吸中のアルコール度を検知できる」「アルコールを検知し、濃度が基準値より高いと警告音を鳴らす、警告灯を出す」「アルコールの数値を示す」などがあります。性能に対する具体的な規定はありません。

上記で示した機能を最低限備えているかどうかが選定の判断材料です。多機能でも必要最低限の機能だけのものでも、自社に適したものを選ぶといいでしょう。

アルコールを検知する仕組み

アルコールチェッカーは、搭載したアルコール感知センサーが呼気の中に含まれているアルコールを測定します。感知センサーは、半導体式ガスセンサーと電気化学式(燃料電池式)センサーの2種類です。

体内にアルコールが入った場合、20パーセント程度は胃で、残りは1時間~2時間程度かけて小腸で吸収されます。吸収後は肝臓で分解されるのですが、できなかったアルコールは血液に乗って身体中をめぐって再び肝臓に戻って分解される仕組みです。めぐる過程の中で肺に行った場合、アルコールの一部が呼気として出ます。アルコールチェック機器はその呼気に含まれたアルコールを検知するのです。

※参照元:アルコールチェッカー専科(https://i-goods.co.jp/covid/alcohol-check/information/9855)

アルコールチェッカーの感知センサー

アルコールは、機器に搭載された感知センサーが検知します。半導体式ガスセンサーと、電気化学式(燃料電池式)センサーの2種類です。

半導体式ガスセンサー

呼気から出た酸素をセンサー表面に付着させて判定します。電気抵抗値は酸素量で変化する特性を持っており、それを利用しているのです。お酒を飲むとアルコール成分の影響で酸素量は減ります。センサーで電気抵抗値が低いという結果が出れば、体内のアルコール濃度は高い、つまり飲酒していると判断できるのです。

半導体式ガスセンサーのメリット

価格の安さがメリットです。必要な従業員分のアルコールチェッカーの導入を検討する場合、コストを最優先に考えるなら選択肢に入れてもいいでしょう。備わっているセンサー自体が小さいため小型です。自動車の中に常備するのもいいですし、気軽に持ち運べます。応答性も良好で、測定に時間がかかりません。

半導体式ガスセンサーのデメリット

センサーは、酸素量に基づいたアルコール濃度の測定をします。ただ、アルコールに近い成分まで反応することがあるのです。つまり、お酒を飲んでいなくてもアルコール反応が出る場合があります。また、周囲環境の影響も受けやすいです。呼気を吹き込んでも酸素量が減少することもあるため、誤った検知結果が出るリスクがあります。

電気化学式(燃料電池式)センサー

呼気に含まれたアルコール成分が燃料となり、電気が発生する特性を利用しています。呼気内のアルコール成分が多ければ、強い電流になるため電気発生量が増えるのです。電気がたくさん発生することは呼気内のアルコール濃度が高いと判断できます。

電気化学式(燃料電池式)センサーのメリット

精度の高さが大きなメリットです。アルコールという燃料で電気が発生する特性を利用するため、エタノール以外の成分に対して反応しないことがあるので留意しておきましょう。半導体式ガスセンサーと比較すると劣化しづらく耐久性があります。気圧、結露といった環境の影響が少なく、食事やタバコや薬のあとでも誤った測定を出すことは少ないでしょう。

電気化学式(燃料電池式)センサーのデメリット

製造コストの関係で価格も高くなりがちです。製造コスト自体が高いことでメンテナンスコストもふくらみやすく、ランニングコストがかかります。また、反応時間が長いために半導体式ガスセンサーと比べると、結果が出るまでの時間が長くなりやすいです。劣化しづらいですが、アルコール反応を頻繁に検知していると精度が落ちることもあります。

自社に合ったものを選ぶ

アルコールチェッカーや管理で使うサービスを導入する際は、自社のニーズに合っているかどうかで判断することが大切です。たとえば、アルコールチェッカーには据え置きタイプもあります。ドライバーが必ず事務所に寄る環境ならいいですが、違うなら不十分です。持ち運びがしやすい半導体式ガスセンサーのほうがニーズに合っています。

サイズ、精度、機能性や耐久性など各製品で違うために、選定には慎重な比較と判断が必要です。自社ニーズに合い、適切なアルコールチェッカーを選ぶだけでも、飲酒運転による事故という大問題が発生しにくくなるでしょう。

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